しまなみチャレンジの後、ロードバイクを組み立てようとすると重大な事に気づく。
それはフロントホイールを固定するためのスルーアクスルが無いという現実。
私の愛機はVITUSのVENON DISCの2017年版で、ロードバイクがディスクブレーキに移行し始めた過渡期のモデル。
普及期に入った今日ではφ12mmの軸径が主流ですが、過渡期には強度重視でマウンテンバイクの流れを汲むφ15mmのエンドがロードバイクにも少数ながら存在していました。
そんな珍しいエンドなのにスルーアクスルがどこにも見当たりません…。
はじめは買えばいいわと軽く考えていたものの、何件か大きなロードバイクのショップを訪ねて周るうちに事の重大性に気づきはじめます。
基本的にロードバイクは毎年モデルチェンジとともに進化するため、ジオメトリだけでなくフロントフォークも設計変更が入ります。もちろん、モデルが違えばフォークも違いますから、フォークとセットの専用品が使われている事も少なく無いそう。
つまり、メーカーとモデルを特定してからで無いと購入も出来ません。
私のバイクは国内代理店もなく、イギリスからの輸入なので、ますますピンチです。
また、無くなる前に寸法計測など、してあるはずもなく、規格すら不明だったのです…。
わかっているのは、エンド幅が100mmで、軸径が15mmということだけ。他に軸長とネジ径やピッチ幅、ネジ切りの長さも関係します。
軸長というのはフォークの厚みを考慮してのスルーアスクル全体の長さの事で、ネットで見つけられるのは148mmというロックショックというマウンテンバイクの規格ばかりです。
つまり、日本ではまず出回っていない規格なんです…。ピンチです。