2022年10月30日 フジイチライド

関東の知人と富士山一周しましょうよと軽い気持ちで約束したのは遡ること半年前。

ここ最近の春と秋はロングライドに挑戦しています。淡路島、しまなみ、小豆島…。そしてフジイチ。

これまでも150kmとかは走っているので、「いけんちゃうん」という軽い気持ちを後悔するのでした。

フジイチは標準的には120kmくらいで、富士五湖をどう回るかなどでコースの長さが変わるようです。

今回のコースは標準的な120kmプラン 御殿場駅→籠坂峠→山中湖→富士吉田→青木ヶ原→本栖湖→白糸の滝→県道72号→こどもの国→富士サファリ→御殿場駅

土曜日に関西から御殿場に移動、宿泊して、日曜日の朝一番から御殿場駅をスタートするプランです。

7:30御殿場駅に集合。

やる気ムンムンに御殿場駅を出発するも、走り出して1時間もしないうちに後輪がパンク。

チューブ交換して走り出すも携帯ポンプでは私の体重を支えるには不安で、道の駅すばしりまでの数kmは一緒に走っている軽めの方にバイクを交換してもらいました。

道の駅すばしりまで行けば空気入れくらい借りれるかなと思ったものの、オープンが9:00のため先を急ぎたくて諦めました。

携帯ポンプでさらに入れられるだけ入れてみます。まあまあパンパンにできたので籠坂峠に向かいます。

そうそう、道の駅のサイクルラックの隣にやたらと歯数の少ないスプラケットを装着したGIOSのTTバイクが停まってましたが、ホントにこれで山登るの?って思ってたのも束の間、あっという間にそのおじさまにすごいスピードで追い越された事は衝撃でした。

籠坂峠といえば有名な九十九折りがありますが、あれが登場するのは峠の最高点の手前です。なのでいつくるのかとドキドキしていましたが、なかなか出てこないから「あれ?今のところ?」って感じでスルーしてしまいました。

九十九折りをダンシングで切り抜けるイケメンのdskさん。dskさんのライド姿は本当にカッコいい。思わずパシャリ。

御殿場の海抜430メートルから、1100mまでずーっと登りっぱなしですから、はっきり言って坂に飽きます。もうええで、ほんま。

籠坂峠を超えたら山中湖まで一気に100m下ります。これが汗かいた後なので寒い。

ただ、山中湖を見るとテンション上がりますね。「やっときたー!」って感じです。山中湖の写真はテンション上がってチャリンコ飛ばしまくったので撮り忘れましたけど…。

山中湖からは国道413号になり、道の駅富士吉田を目指します。ここにはモンベルさんがあり、念願の空気入れをお借りでしました。モンベルさん本当にありがとう。

富士吉田といえば有名なのは吉田うどんだそうです。道の駅にもうどん屋さんが併設されていましたが、すごい行列でした。

まだ10時過ぎなんですが、道の駅の行列をみて早めに昼食を摂ろうとなりました。そこでGoogle先生に美味しいうどん屋さんを探してもらいます。10:30開店のお店の中からなので、選択肢は限られています。

その中でも日本100名店に選ばれていた「ムサシ」さんに伺がうことになりました。道の駅からは10分ほどです。

10:30前に着いたのに、もう満員…。20分くらい待たされましたが、その間もうどん食べたい人が次々と行列に加わります。店のわりに駐車場が広すぎるお店でした。

ムサシうどんは、かき揚げ、キャベツ、わかめ、油揚げが入って550円です。写真は馬肉トッピングで+100円です。
出汁はカツオかな。不思議な味でした。極太麺はムチムチで、顎が鍛わります。

朝もホテルのブッフェでめっちゃ食べていたので、早めの昼食で腹一杯になりました。

昼食後、富士五湖を見ること無くガンガン走ります。ここまでは大した坂もなく、順調に飛ばします。最後の湖は青木ヶ原樹海を抜けたところにある本栖湖です。ここで休憩します。

本栖湖から、次の立ち寄り地の道の駅 朝霧高原までは一気に下っていきます。

道の駅 朝霧高原は、富士宮焼きそば、マスの塩焼き、牛乳ソフトなどなど美味しそうなものがたくさん。たまらず牛乳ソフトを頂きました。

美味しそうなものがいっぱいな朝霧高原を後にして、次は名勝地の白糸の滝を目指します。ここはますます下るので、すごいハイスピード区間になります。50km/hオーバーでちょっと怖いくらいです。白糸の滝までは10kmくらいでしょうか。あっというまに着いてしまいました。

白糸の滝のすぐ横にある音無の滝ですが、音無しどころかすごい轟音です。
こちらが白糸の滝です。高さは無いですが広く水が垂れる容は息を呑むほどの芸術的な美しさです。紅葉はまだ始まったばかりですがこの景色を肉眼で見られた事は本当に感動でした。

今回はクリートシューズだったので、手前の橋までにして最も近くの展望台には行きませんでした。白糸の滝からは県道72号に入ります。平面の地図だとなんも無さそうな東西横断の道ですが、これがとんでもない。

この道は富士山の南南東に標高1400mの山がありますが、これに向かって25kmを登っては少し下るを繰り返す地獄の峠道なのです。

帰り道に富士川SAから富士山を見ますと、県道72号が山道だと分かりますね。
77kmくらいから始まっているのがそうですね。細かな山がいくつか連なっています。

一つ山を越えて、ここが頂上かと思ったら、カーブの先がまた登りってパターンが永遠に続いているかと思うくらい、次々と坂道が登場します。もう、ホント坂はお腹いっぱい。

途中、富士山こどもの国という名の楽しげな施設がありますが、ここに至るまで20km近く自販機が1台もなく、干からびそうでした。

白糸の滝でドリンクを補給しとけば良かったです。後悔先に立たず。こどもの国を抜けたら富士サファリパークはあと少し、いよいよ裾野市。ゴールの御殿場はあと10kmほどです。

ススキが綺麗に色づいた陸自の演習場を左手に見ながら御殿場を目指します。そして感動のゴールを迎えました。

この後、3人で超美味いビールを飲んで、焼肉食べてました。4000円分のクーポンも使い切ってやったぜ!

朝7:30出発して、休憩をとりつつも16時過ぎに戻ってこられました。実走は5:20、平均21km/hと平凡なロングライドのようですが、はっきり言って今まで走ったどのコースよりも過酷です。

佐渡トライアスロンを走ったKさんいわく、佐渡一より過酷だったそうです。(笑

2022年6月18日 アワイチ(150km)チャレンジ

2022年6月18日 ようやく梅雨入りした関西ですが、この日はなんとか曇りで持ち堪えてくれている。

朝5時に自宅を出発して、6時半に明石の大倉海岸西駐車場に到着。バラしている自転車を組立て、ジェノバラインの乗り場に予定通り7時に到着する。

今回は同僚4人と5人で周る予定。私とS原さんは40代半ば、あとの3人は30代前半と我々40代は体力的な心配は否めない。

しかしS原さんも、私もしまなみ街道、小豆島をクリアした誇りがある。決して足は引っ張らないぞ。と決意を新たにする。

岩屋から見た洲本方面は雲が黒くてヤバそうだが、天気予報を信じて8:00に岩屋をスタートする。今日の予定は全長9時間、平均時速20km/hで走行7.5時間を予定します。

途中、ランドマークとして利用していた平和大観音がキレイさっぱり無くなっててびっくり。結局、所有者が放棄して国費で8億円かけて解体したそうですね。

大観音の台座だけが残っています。

平和大観音までは岩屋から13キロほどの一本道です。一周150kmのアワイチにおいて、1/10のここまでの距離がコンディションを見極めるのにちょうどいいですし、洲本へ行くにも半分くらいなので、ここはチェレンジの要所でしたね。

無くなってちょっぴり残念。

平和大観音を過ぎたあたりで雨に降られながら登坂ゾーンに入ります。この辺りは全然大した坂ではありませんが雨は嫌です。せっかくバイクを洗車したばかりなのに…。

この後は洲本市まではそんなにキツイ坂はありません。淡路市役所(22km)やONOCORO(24km)を通過して一気に洲本に向かいます。

この日は長距離が久しぶりのメンバーがいたので平坦25km/hをターゲットに5人でトレインを組みました。長距離走ではペースを守って先頭をローテーションして体力を温存するのがセオリーですからね。

バラけやすい坂道は各自ペースで登り、頂上または下った場所で待つとルールを決めていました。平地は引っ張っていけるけど坂は個人差がすごく出やすいので、グループライドでは大事なルールです。

さて、出発から1:30、洲本市(33km)に到着です。時速は22km/hですから、ほぼ予定通りのペースです。ここまでの走行はみんな大丈夫ということで、水仙郷ラインで福良を目指す山岳コースに決定。

洲本ではファミマで水分、糖分補給です。この先は山岳ゾーンで、お店は無く、自販機も少ないですから、ここで補給を怠ると脱水症やハンガーノックの危険があります。

アワイチのコースには標識やロードサインが書かれておりほぼ迷う事はありません。南淡路水仙郷ラインの山岳コース入り口まではおよそ11kmです。30分ほどかかります。

ですが、私はいつも水仙郷ラインの坂の入り口を間違えるのです。この季節は特に木が茂ってて余計に分かりにくいです。先頭を引いていると全員にツッコミを受けるので注意が必要です。

さて、坂の入り口から、目的地の福良までは34kmです。この区間にあるのはモンキーセンターと自販機くらいです。昼食は福良でと思っていますから2時間以内でこの山岳コースをクリアしなければなりません。

第一の坂) 実は、この坂のが一番キツイと思っています。標高140m、勾配は最大で12.5%です。とにかく長いので脚を削られます。毎度想像以上に長いと感じます。忘れているだけなのですが。登り切ったあと、少し下るとナイトスクープでお馴染みのパラダイスがあります。パラダイスの少し先にある立川ドライブインで後続を待ちます。

第二の坂) 第一の坂をクリアし、ホッとするのも束の間。ドライブインを出発すると、すぐに第二の坂が始まります。標高は100mあたりまで下ってからの170mですから、およそ70mを登る感じです。勾配は10%ほどで、短いですからなんとか頑張れます。

この坂で30代になりたての後輩にシュルシュル〜と抜かれて「若くて軽いは正義なのかー!」って叫んだとか、叫ばなかったとか…。

第二の坂を登り切ると、一気に下ります。九十九折りの長くて急な下りはスピード出ますが、ときどき車もくるので飛ばし過ぎには要注意です。

海岸に降りるとひたすら平坦です。高速ゾーンですが時々向かい風になる事もあります。普段なら40km/hオーバーで走れる面白い道なのですが、今日は引いてても着いて来れない人もいるかもしれませんし、もしかするとゴールできない人も出てきそうなので、23km/hキープで風避けに徹します。

福良の手前で第三の坂が現れます。標高は100mほどですが勾配は13%となかなかのモンスターです。昼ごはん前の腹減りでは流石に堪えます。坂を登り切ったところに自販機があり、500mlのリアルゴールドレモン売ってたから、一気に飲み干して、さらに麦茶もかっちゃったもんね!

この坂を下ると福良に向かう道の分岐があります。正規アワイチのを目指して海岸を行くのか、この後の脚を残すために平坦のルートを通るか、2択ですが、私に迷いはありません。もちろん海岸の峠を越えるんですよ!。

第四の坂) 標高は110mほど。しかし勾配は最大で17%!!。脚もげるわ!。

しかし、いよいよこの峠を越えたら福良です。しかも11時40分に到着。前半は本当に予定通りのペース配分。

福良では道の駅から自転車で2分のところにある鼓亭にて淡路牛丼とうどんセットを頂く。うどんは中に変更したんだけど、思ったより小さく大にすべきだった。

淡路牛は柔らかく、ほどよいサシ入りでチョー美味かったです。牛丼定食は1500円で、うどんサイズを中に変更で150円アップです。

さて、福良と言えば距離で78kmくらいの地点です。そう、ちょうど中間地点なのです。淡路島って距離感が掴みやすいのも愛される理由ですかね。昼食を終えて、予定通りに福良を13時ちょうどにスタートです。

残り72kmくらいだと思いますが、4時間で走り切るためには平均18km/hでよい訳ですから余裕ですね。しかし、福良を出たら満腹の胃袋を襲う最強の坂が待ち構えています。

第五の坂) 獲得標高130m、最大勾配13%。福良から休暇村南淡路を左に見ながら淡路島南ICへ向かう峠道です。入り口は激坂ですが全体的に勾配は大した事ありません。とにかく長い。

暑くなってきた気温の中、頑張って坂を登り切ったご褒美として、島の南端の道の駅うずしおに行き、ソフトクリームを食べたかったのですが、17時に間に合わないとの判断で、残念ですが今回は見送りとなりました。次回はぜったい行きたい。

この坂を越えると後は丘レベルの坂がいくつかあるだけで、残り50kmほどは平坦区間となります。時刻は14:00、ほぼ予定通りです。

丸山海水浴場からは並んだ風車が見れます。雲と青空と山の緑と、とてもコントラストが美しい景色です。

ここから先は美しい海岸線と時々住宅地、おしゃれカフェなどの観光スポットが続きます。今日は風もなく走りやすいです。

ローソン一宮町郡家店までは公衆トイレで小さい休憩を挟みながら進んで来ました。ここではゼリータイプのブドウ糖補給飲料を摂りました。時刻は15:30です。残りは25kmです。23km/hで走れば、もう一回休憩しても予定通り17時には着けそうです。

ここからは体力を温存ぎみだった私が引っ張りましょう!。5km毎に設置されているアワイチコースの標識の残り距離が段々と少なくなって来るのでモチベーションが上がりますよね。

16:26 岩屋から140km。
残り10kmです。
仲間たちと私

残りいよいよ10km。時速23kmで26分です。頑張って引きます。

明石海峡大橋も少しずつ視界に入ってきます。だんだん気持ちも高まってきます。

そしてゴールの時。ここまでくるとあんまり書く事ないんですよね。交通量はそこそこあるので車に注意?

ゴールは16:57。帰りのジェノバラインは17:20なので、フェリー乗り場でトイレとお土産(タマネギ)をゲットして17:10に乗船して帰路に着きました。

reliveでカッコいい動画を書けるのも、完璧に一周走ったからこそ。

スルーアクスルの話

しまなみチャレンジの後、ロードバイクを組み立てようとすると重大な事に気づく。

それはフロントホイールを固定するためのスルーアクスルが無いという現実。

私の愛機はVITUSのVENON DISCの2017年版で、ロードバイクがディスクブレーキに移行し始めた過渡期のモデル。

普及期に入った今日ではφ12mmの軸径が主流ですが、過渡期には強度重視でマウンテンバイクの流れを汲むφ15mmのエンドがロードバイクにも少数ながら存在していました。

そんな珍しいエンドなのにスルーアクスルがどこにも見当たりません…。

はじめは買えばいいわと軽く考えていたものの、何件か大きなロードバイクのショップを訪ねて周るうちに事の重大性に気づきはじめます。

基本的にロードバイクは毎年モデルチェンジとともに進化するため、ジオメトリだけでなくフロントフォークも設計変更が入ります。もちろん、モデルが違えばフォークも違いますから、フォークとセットの専用品が使われている事も少なく無いそう。

つまり、メーカーとモデルを特定してからで無いと購入も出来ません。

私のバイクは国内代理店もなく、イギリスからの輸入なので、ますますピンチです。

また、無くなる前に寸法計測など、してあるはずもなく、規格すら不明だったのです…。

わかっているのは、エンド幅が100mmで、軸径が15mmということだけ。他に軸長とネジ径やピッチ幅、ネジ切りの長さも関係します。

軸長というのはフォークの厚みを考慮してのスルーアスクル全体の長さの事で、ネットで見つけられるのは148mmというロックショックというマウンテンバイクの規格ばかりです。

つまり、日本ではまず出回っていない規格なんです…。ピンチです。

5800系105からのコンポ換装 R8000 アルテグラ

正月に飲み過ぎて、酩酊状態でポチってしまっていたSHIMANOのR8000アルテグラのリアディレイラーとフロントディレイラーをまとめて交換した。

取付は簡単。ディレイラーハンガーに載せて、締付けます。

ただ、旧モデルのディレイラーよりもワイヤーの取り回しが比較的高い位置に来るので、私のバイクだとアウターが少し角度的に辛い。

いろんな長さを試しましたが最終的にご覧の長さになりました。元のワイヤーは最終的には5センチくらい切ったので、ワイヤーの取り回しはだいぶ変わったんだろうなと思います。

逆にフロントは、元のワイヤーだと足らず、ワイヤーを交換する事になりました。こちらは取り回しを含めて取付は簡単でした。

基本的には5800系105から、R8000系アルテグラへの換装は難易度は高くなく、変速の調整もかなり簡単になっています。性能はまた実走してからレポートしたいと思います。

古いフルクラムホイールのスルーアクスルをQRに変換

フルクラムのホイールを流用する際など参考になれば幸いです。

ロードバイクのホイールをFLUCRUM RACING QUATRO CARBON DBに交換したのですが、私のロードはフロントはスルーアクスルでしたから、そのまま付属のパーツで取り付けられたのですが、リアはQRでしたので、そのままでは取り付けできませんでした。

仕方なく古い方のホイール(同じくFULCRUM のRACING SPORT DB)からリアのパーツを外して使うことにしました。

パーツ交換については、図解マニュアルと変換アダプターの一部は同梱されているのに、いざQRに変換する際に不足しているパーツがあるのはとても不親切と思います。

古いホイールから外したパーツは、リアのみで、この2つのパーツです。あ、RM 16-TA12135は付属品に含まれていました(後で発見)。

FULCRUM クイックリリーズアダプター 左RM16-TA12135:、右:KITFCRAQR
図解:リアのQRアダプター(AとBがRM16-TA12135で、EがKITFCRAQAですね。Gはもともとフリーボディに着いていました。)

組付け自体はとても簡単です。RM 16-TA12135のフリー側は半時計回りのネジ式になっており、反対側はO-リングで圧入します。また、KITFCRAQAは両側ともO-リングの圧入式ですから、グリスを塗って指で押し込めば作業完了でした。

余ったFULCRUM RACING SPORT DBですが、嫁さんがディスクブレーキ仕様のクロスバイクを買ったので、流用を試みました。

しかーし!、嫁さんのクロスバイクは前後共にQR仕様じゃありませんか!。

残っているRACING QUATRO CARBON DBのパーツですが、QRの変換アダプターとしては、付属品の中から、後々見つけたRM 16-TA12135が1セット残っているのみです。

ですから、リアはKITFCRAQAが必要ですし、フロントはRM11-TAQRが必要になるようです。

図解:フロントのQR変換アダプター

フルクラムの純正のアダプターは、WEB検索でいくつか候補は出てくるのですが、お馴染みのAmazonでは取り扱いをやめたらしく、表示される多くのECサイトはどこも海外ばかり。だいぶ探して、ようやく国内のサイクルショップCOG’sさんで扱っているのを発見!!。早速注文する事に。

COG’s(コグス)さんのURLは、こちらhttps://www.cogs.jp/smp/

価格はRM11-TAQRが2970円、KITFCRAQAが3210円でした(2021年1月)。

ただ、在庫はしてないらしく、取り寄せになるとのこと。確定メールが来るまでは本当に入荷するのかわかりませんでした。そして、あのややこしい部品図を読んで、必要なパーツを間違えることなく発注できたのかも心配になりました。

注文から待つこと3日。意外と早く入荷の連絡が来て、クレジットカードで支払いを済ませます。クロネコのメール便で翌日には出荷の連絡が入りました。送料は別途300円です。

RM11-TAQRの実物です(グリスアップ済み)。O- Ringは始めからセットされています。

フロントは圧入されているスルー用のアダプターを外したら、同じく指で簡単に圧入できます。

フロントの取付完了の図
リアはこんな感じです。

以上です。

アワイチ(ショートカット130km編)

朝7:00。大蔵海岸駐車場に車を停めて、明石港を目指します。本土側ジェノバラインの乗り場は明石港にあり、ここから7:30の便に乗ると、8時前に淡路島の岩屋港に着きます。

明石海峡大橋を下から見られる貴重な機会で、ワクワクします。いいお天気にテンション↑。しかし、船には100台くらいロードバイクが載ってます。
7:45に岩屋港到着です。ロードバイク が100台くらい載ってますから、出すのにソコソコ時間がかかります。

アワイチはレベルに応じていくつかのコースがありますが、全周は150kmですね。今日はどのコースになるかな〜と考えながら、アワイチの起点岩屋港を出発します。

今回は私を含め、4人での挑戦。メンバーは、トライアスロン経験者で、本気のエアロロードで参戦のKさん。そして勤め先の後輩で20代のWさんと、Mさんです。

洲本までは30kmですから、平坦で約1時間ちょっとなので、まずはここに向かってルートをどうするか決める事にしました。

Kさんは長い距離も、速度も出せるオールラウンダータイプ。Wさんはパワーは無いけど、長い距離を引いて走れるサポートタイプ。Mさんはバリバリのクライマーです。私はまあまあの速度で平地を引けるスプリンターなのか?。

8:00に岩屋港を出発、まずはWさんが引いてくれて洲本を目指します。Wさんは25km/hで引いてくれます。

20分くらいでローテーションをして、Wさん→私→Kさん→Mさんとグルグル。4人のローテが終わると80分なので、これを休憩の目安に。Mさんが12分を残して洲本に到着しました。つまり68分。さすが4人トレインのローテーションです。疲れが全然違う。

私の引く番ではKさんのラチェット音が結構プレッシャーだったので30km/hにアップ。しかし、Kさんの番では35km/hに。Mさんもそのあと30km/hで引いてくれました。

15分ほどの休憩のあと、みんなも調子もいいという事で、アワイチ150kmコースへ進んで福良で最終的にコースを決める事にしました。

洲本を出発すると割とすぐに激坂ゾーンに突入します。何人か追い越しながら進んでいると、クライマーのMさんがスルスル〜と抜けて、あっという間に見えなくなりました。

ロードバイク において、軽さは正義ということか!。

必死こいてひとつ目の坂を越えると、かの有名なパラダイスが出現します。残念ですが、コロナの影響か4連休でもお休みでしたね。

ここを抜けると、少し先にパラダイスを望む高台があり、ここで全員揃うのを待ちます。みんな坂道登る力はそれぞれなので、バラけちゃいますからね。

ここで昼飯を考える時間です。福良を目指していますが、福良に行くルートも大きく二つあります。この辺りで決めておく必要がありますが、登坂力と残り時間からすると西側の南壁は回避した方が良さそう。

昼食に間に合わせるため、モンキーパーク前の私の番では、ちょっとだけ本気出して40km/hで走ってみることに。流石に速すぎと怒られてしまう。Kさんのラチェット音は聞こえなくなったが、ちょっと反省。

最後までどのルートを進むか迷いながらも福良に到着し、昼食はローディー御用達のジロ・デ・アワジさんに決定。ローストビーフ定食を頂きました。

全部美味しそうです。酸欠でただでさえ頭働いてないのに迷っちゃう。
結局ローストビーフの肉っぽさを存分に味わいたくて、ライスと別体に!。結局一番高いの食べたのにKさんが奢ってくれる事に…。Kさん、ごちそうさまでした。そして、一番高いやつ食べてごめんなさい。

ジロ・デ・アワジさんを12時過ぎに出発して、28号線を北上し、31号線の交差点で西に進路をとります。ここから1ローテ分80分を走ります。西側は瀬戸内海ですから、海が穏やかです。

透明できれいな海です。風も穏やかで走りやすかった。

ペースは後半も25kmを維持です。みんな昼食補給して元気みなぎっている?。

後半もKさんが一番元気で、グイグイ登って行きます。私はローテ終わりで楽をさせてもらってます。

西側はパンケーキやらキティちゃんの店やら、淡路バーガーの店やらができており、所々道路が渋滞しています。カップル多い。テメーらめっちゃ長そうな待ち時間もイチャイチャしてて楽しそうだなと羨ましいおっさんはそんな気持ちもグッと堪えて前を向く。でも、車も車道に溢れてるし、歩道も人がいっぱい自転車には危険な場所がちょくちょくありました。

西側ではローソンで20分の休憩を一回とり、岩屋港を目指します。ひたすら走るしかないのですが、ゴールが近づいてくるとやっぱり感慨深いですね。15:30に4人無事に岩屋港に戻ってきました。みんな無事が一番ですね。

同じ頃にゴールしたご一行に撮影をお願いしました。135km走って15:30着。いいプランでしょ?。

私のGPSサイコンは135km、走行は6:00ジャストを示していました。

みんなのサイコンやガーミン時計は全周の記録が残ってないかもって、この画面を記念撮影。
4000キロカロリーって…。女性だと2日分生きていけますね。
坂道はあるものの、心拍は平均で134bpmと60%くらいなので、全然楽なライドでした。やっぱり4人ローテだと楽チン。

今度は単独で平均速度30km/hを目指して、150km制覇してみたい。と思案中な私。

トレーニングと心拍数について

スマートトレーナーのNOZA Sを導入して、トレーニングが劇的に変わったはなしです。

NOZA Sは、パワー計測誤差が±2.5%となかなか正確です。

このトレーナーでトレーニングをすると、心拍数とパワーの関係がとてもわかりやすいので、効果的なトレーニングができます。

例えば、FTPが190wだったときは、心拍数を130bpmを超えないようにすれば、トレーニングメニューはLSDになります。パワーは135wを超えないようにすれば、だいたいこのあたりの心拍数を維持できます。

そしてLSD(130bpm)とSST(150bpm)またはレース(170bpm)を毎日どちらか一回。疲労度を考えれば交互がいいと思いますが疲れ度合いを見ながら実施します。

使いはじめてからまだ1か月ですが、FTPは175wから195wに上昇しました。20w上昇は他の方々のブログを見ているとなかなか大変なことのようですが、私の場合ロードに乗り始めてからトレーナーはずっとサボっていたので、はじめはそれなりに上昇したんでしょうね。

以前から使っていたトレーナーでは、こう言った細かな数値の上昇が的確に捉えられていませんでしたから、あまりトレーニングにも前向きに取り組めていなかった面もあると思います。NOZA Sの導入でzwiftが、より楽しめるようになったということだと思います。

今は真夏で実走をほとんどしていませんが、夏休みの最後に実走でもチェックしました。

2.9%の坂道が900m続く区間で、ダンシングなしで全力走行したところ、区間記録が出たので多分FTPの上昇は本物でしょう。

この区間に入る前には、緩やかだけど、長い坂道があり、いつもそっちでバテてましたが、今回はそんなことも無かったです。FTPの上昇で持久力もついてきたのでしょうね。

今後は年内にあと30wを積み上げてFTPを225wにしたいと考えております。目標をたててコツコツ積み上げるのはなかなか楽しいですね。

パワーウエイトレシオがおかしいのではないか…

zwiftを始めて一年、eliteのスマートトレーナーqubo smart degital b+ですが、どうもzwiftの実走感が無い。踏んでも踏んでもパワーが150wから伸びない。ダンシングでも伸びない…。

私のパワーウエイトレシオはめっちゃ気合をいれてもなかなか2w/kgを超える事はありませんでした。平地だと40km/h巡航できるのにzwiftだと25km/hくらいになる感覚です。だから踏んでも、踏んでもzwift内では自転車全然進まへん!って感じでした。

ロードバイクは時速30km/hで走り続けることができるかどうかが脱初心者の条件で、おそらく2w/kgくらいの目安かと思います。なので、zwiftに表示されるパワーと必死で漕いでる自分とに大きなギャップを感じていました。

そんな楽しくないzwiftに終わりを告げるニューアイテムの登場です。

ちょっと前のこと、いつものようにローラー練習をしていると、ガタガタと振動するようになってきたではありませんか。あまり気に留めず乗り続けると、パーン!っとチューブがバーストしちゃいました。

ローラー用のタイヤに亀裂が入り、100psiに加圧したチューブ顔を覗かせたために、振動していたようです。チューブは高速で回転するとともにローラーのゴムと摩擦をするため熱でバーストしたようです。

一年で消耗品を交換しないといけないの嫌だな…。

酸欠気味で朦朧としていたために、前から気になっていたXplovaのNOZA S をついポチってしまった。

そんで、でっかい20kgの箱が届き、父ちゃんがまたなんか買ったと家族がビビるわけですが、そんなことお構いなしにセッティングします。

早速zwiftです。これまでのFTPは135wでした。NOZA S に変えたら速攻で184wに更新されて、走行感覚も自分の漕ぎっぷりと一致するようになりました。

平地では200wくらいで巡航できそうなので、2.8w/kgくらいでしょうか。自分でも多分そのくらいだと思っていました。高い買い物でしたが、感覚が一致するのってトレーニングでは大切な要素と思いますから、満足度は高いです。

ちなみに取説がしょぼいので注意です。ant+ もBluetoothもなんとなくでつなげるしかありません。また、ケイデンスは外部センサーが必要なようです。

さらにファームウェアをバージョンアップしないと使い物にならないようですが、これがどうやるかがなかなか見つからない。公式サイトには2つアプリがありますが、私はiPhoneとAndroidの両方から青色の方のアプリNOZA S PATCHから、一生懸命パッチを当てようと奮闘しました。

ところがどっこい、全然BluetoothがNOZA S を捕まえない…。たまらずサポートにメールするも、祝日なので返事は次営業日になるよう。

試しにオレンジのアイコンworkoutアプリを起動してみたら、ファームウェアアップデートのメッセージが出て完了したみたい。

なんじゃそりゃ。

そして、次営業日には朝一からとても丁寧なご連絡メールをいただきました。新興メーカーですが、台湾の有名パソコンサプライヤのacerが親会社のようで、サポートのやる気はあります。日本語でサポートも受けれるし、カスタマーサクセスも実現してくれる。なんていい商品なんだ。と今は思うようにしています。

本心を言えば、もっと安くならんもんですかね。

淡路島 半日ライド(通称アワハン)

淡路島の外周、およそ150kmを1日で走る淡路島一周ライド(通称アワイチ)が人気です。

自転車走行帯が整備されており、平坦も多く高速巡航しやすいが、海岸沿いや山道など自然豊かなコースは魅力がいっぱいです。

しかし、週末にチョロチョロと乗っているような私のような貧脚な週末ライダーは150kmも走ると仕事にも支障をきたす事もあるため、なかなか飛び付けない。

でも大丈夫!。淡路島にはスキルに応じた様々なコースが用意されています。

今回は初心者や体力に自信が無い方にも攻略可能な淡路島ライドをご紹介します。と言っても、私もこないだ初めて走ったのですが…。

スタートは明石(本州側)から、明石大橋を渡ってすぐにある淡路SAから直通の淡路ハイウェイオアシスの駐車場です。

淡路ハイウェイオアシスはSAから高速を一旦降りる事になりますが、お土産やレストラン、フードコートを備えるドライブインです。駐車場は無料です。
駐車場の西側にETC専用の入り口がありますが、この入り口の横に歩道があり、ここから自転車は一般道に降りれます。坂道を下ると淡路ICの乗り口に出るので、左折して自転車走行帯を走り、アワイチのスタート地点である岩屋港を目指します。

岩屋港はアワイチの起点として、0km地点の標識もあります。ここから時計周りにスタートします。途中の海岸沿いには淡路夢舞台、奇跡の星の植物館平和観音寺など見所スポットがあります。多少の起伏もあり、スピードも出るので楽しいコースです。

平和観音寺の大仏です。倒壊の危険もあるとの事で、近く取り壊されることが決まっています。

まずは、淡路市の大谷にあるファミリーマート淡路市役所通店を目指します。今回のルートは大谷の交差点を右折しますので、ちょうど1時間くらいのいい距離です。

大谷の交差点を過ぎると、ここからしばらく登り道になります。アップダウンが続きますが、たこせんべいの里や、津名一宮ICの横を抜けて、お香や線香で有名な一宮を目指します。一宮で北に進路をとると、岩屋方向になります。これが一周が60kmくらいのコースになります。

ほどほどにアップダウンもありますし、岩屋からハイウェイオアシスに戻る道のりはまあまあの坂道です。十分疲労感の得られるコースですから、半日コースとしては完成度は高いです。

岩屋から淡路ICを目指すと坂道が続きます。写真は今回一緒に回った親友のS原さん。私にロードバイク の楽しさを説いた男ですが、坂道は苦手のようです。
距離も60kmですし、2時間半くらいなので、途中休憩を挟みながらでも半日で回れます。

今なら明石大橋も1000円キャンペーン!。

ゴールの後は、ハイウェイオアシスのフードコートでタコ天丼やらステーキ丼やらを食べて帰ります。お土産もね。

たこ天丼丼とうどんのセットは1000円くらいでした。
なぜかハイウェイオアシスのフードコートにはハエトリ草が置いてある。しかも元気。

スマートトレーナーの話

2年前に入手したスマートトレーナーは、elite のqubo degital smart b+でした。

このスマートトレーナーは、インドアトレナー用のタイヤを後輪に履かせて漕ぐと、ケイデンス、スピード、パワーをant+ で飛ばしてくれます。

これにより、バーチャルサイクリングアプリのzwiftなどで遊べるわけです。

またzwiftでは、坂道や風洞効果を再現して負荷を増減する仕組みがあり、そのデータを双方向でやりとりする事でトレーナー側も電磁モーターで負荷を増減してくれます。

そんな素敵なオモチャですが、結構なコストがかかりますので、続けられるかどうかわからんものに高額な投資も出来ない訳です。

ですから、まずはスマートトレーナーでは激安の40,000円台から始められるelite のローラー式スマートトレーナーは入り口としてはいいと思います。

しかし、使い始めて丸2年。とうとうトレーナー用のタイヤが裂けました。走行中にガタッ、ガタッと小さな振動感じた直後に、パァーン!と大きな音と共に。

よく見るとタイヤには無有のひび割れがあり、場所によっては中のタイヤコードが露出しているところも。

振動の原因は、この裂け目から100psiもの圧力がかかっているチューブが、膨れた餅のように顔を出してローラーのゴムに接触した事で、摩擦熱が発生し、チューブがバーストしたのだと思います。

あまり、見てなかったのもありますが、ローラー台の後ろの壁には細かいタイヤのゴムが着いていました。

調べるとローラー台用のチューブは2年もてば良いそうです。できれば毎年変えたいアイテムになるのでしょうか。

これをきっかけにですが、最近は年間を通じて毎日乗る事を心がけていて、続けていけそうなので、後輪を付けずリアのフリーハブをダイレクトにローラー台に接続したダイレクトドライブ方式のローラー台を購入する事にしました。