ロードバイクを創る Vol.5

ロードバイク制作に入り、一番の難関がハンドル周りでした。

手順

  1. チューブの長さを整える
  2. ヘッドパーツを組み付ける
  3. ハンドルを取り付ける
  4. シフターを取り付ける
  5. ケーブルを配線する
  6. シフト、ブレーキの調整

上記のような手順で進めます。

RD-01に付属するフロントフォークは、アルミの1-1/8サイズのヘッドチューブが未カットの状態で付いてきます。

ネットで調べてもRD-01を購入しているツワモノもあまり居ないので、情報も少ないです。

ジオメトリからすると、このままフォークは使えません。チューブのカットは必要という事で、金属パイプカッターを投入して、およそ7センチをグリグリ切断しました。

インストールするヘッドパーツは、RD-01は圧入の要らないインテグレーテッドヘッドである事をアマゾンで購入した圧入ワンを取り付けようとして初めて認識!。

ヘッドパーツには年代ごとにいくつか種類があるらしいけど、最近はインテグレーテッドヘッドが主流だそうです。

いんてぐれーてっど…??。はて、何かいな?。

ググってみたけど、ロードバイクのヘッド規格の多い事、多い事。

RD-01のヘッドセットは、IS41/28.6- IS41/30.0という規格で、フレームセットを買ったCRCはおろか、どこを探してもこんなサイズのインテグレーテッドヘッドを見つけられません。中には純正を買ったよって人もいましたが、私は見つけられませんでした。

ISというのはインテグレーテッドヘッドの事で、41というのはヘッドチューブの内径で、28.6というのが玉押し(クラウンレース)の径らしいです。下が30.0、上が28.6なんですね。

なるほど、アマゾンさんで買ったのは紛れもなくインテグレーテッドでは無いな…。

追加の出費は痛いのですが、このままではヘッドを組立られないので、困った時のサイクルアサヒさんでヒットしたトーケンのオメガA1Mヘッドセットを買ってみることに。

このサイズ、散々探しましたがトーケンのオメガA1シリーズ一択です。上位にA1という少し高額なヘッドセットもあるみたい。

ネットで発注する事1週間、無事にゲットしました。取り寄せだったので、本当に入手できるか不安でしたが、割と早くに確定連絡があり安心できました。

しかし、トーケンのA1Mに付属の玉押しは割れていない圧入タイプ。玉押しの圧入なんか工具無いよ〜って思っていたら、前に買ったワンを圧入するタイプのヘッドセット(これも1-1/8なので使える)の玉押しが割れてるタイプで事無きを得ました。

こんなところで役立つなんで、ある意味価値ある誤発注でした^_^

ハンドルはアマゾンで買える2000円くらいのもので本当に安物ですが、当然ちゃんと使えました。

ステムはインドアトレーニングを考慮して、微調整できるタイプを選択。完璧なセッティングを追求して、メインに反映させたいと目論んでいます。

STIも取り付け、シフターのセッティングをしようと配線を引き回し始めたその時、なんとフロント、リア共にインデックスアジャスターが付属していないことに気づきます。

せっかくSTIを付けたのに、今日はここまでです。シフターにはシフトケーブルが最初からセットされています。

ちなみにインデックスアジャスターはこんなパーツです。数百円と安いものですが、普通の自転車屋さんには置いてないパーツです。

まともなフレームには、ちゃんと付いているものだと思いますが、キワモノのRD-01には付いていないものが多くて、余計な出費が発生します。

あと、細かなパーツですが、絶対無いと困るもの。それがBB下のケーブルガイドです。

これも付いてないのですが、さらに困るのがこれを留めるネジ。

もちろん、付いてません。

近所のホームセンターで、M5×10mm以下のネジを探す必要があります。

ロードバイク ポタリング 西国街道

西国街道 (箕面〜京都編)

走りやすさ ★★★★☆

坂度 ★☆☆☆☆

こんにちは、管理人のとげうにです。

今日はお気に入りのポタロード、西国街道のお話。

西国街道は京都から山口を結ぶ古い街道です。私の住む池田市や、箕面市は京都〜西宮を結ぶ絶好のポタリングロードがあるわけです。

今回は池田市から山麓線で箕面駅前を通過、今宮の交差点横から西国街道に入るルートで大山崎を目指します。

今はちょっと残念な事に先日の大阪北部地震でブルーシートが目立つ地域であります。一日も早く復興して、日常を取り戻してほしいですね。

時速20kmで、往路1.5時間走り、サントリー山崎蒸溜所を目指すルートです。つまり往復で60キロの行程です。

朝11時に出ると途中、高槻駅近くでちょうどランチタイムを迎えます。

お昼は、あごだしラーメン 越後屋 さんで

オススメ ★★★☆☆

越後屋さんでは、あごだしラーメンと、高槻ブラック、そしてブラックチャーハンをよばれました。一人800円くらいですね。

ビバ!炭水化物と脂質!!

西国街道は途中でコンビニもあるし、もう少し走れば桂川サイクルロードもあるし、車はそこそこ少ないし、とにかくポタリングには最高のコースです。

ロードバイクを創る Vol.4

こんにちは、管理人のとげうにです。

昨日までの体調不良はなんとか脱しましたので、頑張って出勤します。

ロードバイクの制作で、フレーム、コンポーネントとおおよそのパーツ選定が終わり、組立を開始したのですが、制作資金の残金は5408円でした。

この範囲内でと思い、Amazonさんで最安構成を目指しておりますが、何せ小物が多くあり、早々に予算をオーバーする事になりました。

内訳は以下の通り

ヘッドスペーサー 749円

ハンドルバー 2138円

シートポスト 1499円

シート 1299円

ステム 1836円

ヘッドセット 1109円

バーテープ 699円

Fディレイラーアダプター 890円

ケーブルガイド 550円

シートポストクランプ 275円

ブレーキインナーケーブル 449円

以下は、スポーツデポにて調達

ブレーキアウターケーブル 544円

シフトアウターケーブル 544円

合計12581円

およそ、5万円に対しては、約7500円の予算オーバーでした。

必ずしも最安の構成ではありませんが、最低限の機能や性能を求めた結果このようになった次第です。コンポをこれ以上ケチろうにも、SORAのグループセットも無いわけで、単体で買うのもコストに合いませんでした。

しかし、コンポがティアグラのロードバイクを6万円未満で組み上げられたとなればなかなか頑張ったのではないでしょか。

また、ホイールとタイヤはどんなに安くても2万は下らないと思います。今回は手持ちのホイールを使うことにしましたので予算から外しました。

トレーナー用のタイヤが2500円くらいです。

最安ホイールとタイヤを含めてゼロベースからの製作ではやはり8万円は見とかないといけないようですね。

8万円を高いと見るかどうかですが、先日妻に買ったコラテックのドロミテSL 105セットはすごいコスパです。セール品とはいえ、完成車で96800円(税別)でしたから。そう思うと、お得感が一気に激減します。探せばこのようなお買得品に巡り会えると思います。

ただ、2万円の差が大きいとみるか、小さいとみるかは個人差があるところです。

まとめると、手作りバイクとは…。

コンポや仕様を自分で決められる反面、調達コストはメーカーには敵わないない。でも、組立て工賃や販管費が掛からない分、見積りと探す労力を惜しまなければ、ちょい安く製作できるかもしれない。そんな感じですね。

完成したものがどんな特性のバイクになるのか、楽しみにしながら少しずつ組み上げたいと思います。

次回はヘッドセットのインストールから再開します。

食べ物 カンピロバクター に当たりました

土曜日に鶏肉を焼き鳥にして食べたのですが、どうも火の通りが悪かったようで、カンピロバクター に当たりました。

症状はすごい下痢、吐き気、腹痛、筋肉痛、微熱です。仕方なく会社休んだけど、いくら寝てもこのしんどい状況から脱しない…。

涙出るわ。

それはそうと、先日買ったティアグラセットにチェーンが見当たらなかった件、

週明けすぐにCRCの日本人スタッフから連絡があり、すぐに送ってくれると連絡がありました。

日本語での問い合わせ、日本語での回答、顧客を考えた迅速な対応。海外通販がすごく進化していて、びっくりした。

2500円くらいのパーツですが、激安ロードバイクを作っている身からすると、有難い対応でした。

あ〜お腹痛い…

ロードバイクを創る vol.3

こんにちは。とげうにです。

5万円でロードバイクを作る挑戦の記録です。

今日はフレームセットを開梱して、整備台に乗せてクランクやディレイラーをアッセンブリしました。

妻に内緒のプロジェクトでしたが、早々にバレました。

静かやし、なんか悪いことしてそう…と偵察が入ってしまって…。

ロードバイク 3台目どこおくん?って問い詰められたけど、買ったもんは仕方ない。

まずはご開帳。

中身はプチプチが満載。ほとんど空虚です。

プチプチを取り除くと、フレームが出て来ますが、やっぱりプチプチグルグルまき仕上げです。

そして。これが安さの秘密、RD-01フレームに、HT-01デカールを施したミスです(笑)

こんなことあるんですね〜。

モノは当然ながらちゃんとしてますよ。

68mmのBBもちゃんと付けられますし、クランクだって問題なく装着できました。

懸案のバンドタイプのFDは、シマノ純正パーツでバンドを売っていましたから、問題ありませんでした。

塗装のミスもあり、アマゾンアウトレットにて2割引で購入。

バンドタイプじゃなくてもちゃんと付けられて、買い直さなくて良かった。

しかし、トラブルです。

CRCで買ったティアグラセットには、チェーンが入っていると書いてましたが、チェーンが箱に入ってませんでした…。

現在問い合わせ中です。

あっ、あと小さいパーツですが、このフレームにはBB下のケーブルガイドが付属してません。

近所の自転車屋さんにもな買ったので、ほとんど店頭には置いて無いんでしょうね。諦めてアマゾンさんで書いましょう。

今日はここまで。まだ。ヘッドパーツが届いて無いので、また届いたらレポートします。

ロードバイクを創る Vol.2

前回はフレームセットが届くまでを書きました。

今回はコンポ選びです。残る予算は36751円でした。

シマノSTIで選ぶとすればソラあたりは欲しいところです。

まずはAmazon先生で、ソラをチェックです。

あれ…。結構高いぞ。

STIのデュアルコントロールレバーだけでも2万円近くするではありませんか。

デュアルコントロールレバー 1.7万円

ブレーキ前後 0.6万円

F/Rディレイラー 0.5万円

クランク 0.8万円

ボトムブラケット 0.2万円

チェーン0.2万円

スプロケ0.3万円

ざっと見積もっても、4万円以上するよ…。

これにハンドル、ステム、サドル、シートポストなどなど1万円は見ないといけない。早くも予算オーバーです。

今回も困った時のチェーンリアクションサイクル徘徊をします。ちょうどサマーセールのクーポンもあります。

すると、ありました。今回もシマノの4700ティアグラセット。32843円のところ-3000円オフクーポンで、驚きの29843円。

セットはデュアコンレバー、ブレーキ、BB、ディレイラー、クランク、チェーン、スプロケのセットです。

ただ、問題もあり、セットのフロントディレイラーが直付のため、バンドタイプの買い直しが必要。

ブレーキがロングアーチ指定なので、付属品では付かないかも知れない。過去の購入者の書き込みを見ると、リアは取付けできたようなので、室内使用なら十分かと。

まあ、実走しないわけだし、安けりゃ何でも良いんですよ。しかも、ソラよりグレード上のティアグラな所もポイント高いです。

モデルチェンジの時期だし、ちょうど良かった。

これで予算は36751円から、6908円となります。

んが!お買い物が16000円超えてますので関税がかかります。そう、消費税。

日本郵便さんで1200円と立替手数料200円ががっつり徴収されて、6/26に到着しました。

と言うことで、残金は5408円と相成りました。

ロードバイクを創る 創刊

管理人のとげうにです。

さて、今回の企画はzwiftを始めるためのバイクが欲しい!

ということで、安いロードバイクを自作してみる企画です。

予算はできれば5万円くらいで、シマノのSTI、コンポもできればシマノが有難いという、少しワガママな企画です。

サイクルトレーナーで使いたいので、なるべく所有のフルカーボンバイクは載せたくありません。

さて、早速機材選びです。

予算配分はフレーム2万円以内、コンポ2万円以内、残りハンドル、ヘッドセット、サドル、タイヤで1万円くらいでしょうか。

ハハッ…。流石にホイールとタイヤのセットだけでも1万円では揃いませんな。

フレームはヤフオクなどで探すも、かなり古い物や傷ありのいわくつき品で無ければ、なかなか2万では良いものが買えそうにありません。

また、コンポも安いグレードでもSTIだけで2万円近くはするのです。

ヤバイ。もう心折れそう…。

いつものようにチェーンリアクションを徘徊していると、あるじゃないですか!!。

デカールをミスったから安くします的なアルミフレーム。お値段なんと13749円也!!

一桁間違ったかとも思いましたが、フレームサイズもドンピシャな54センチな訳で

気がついたらポチってましたわ〜アハハハ。

しかし、元値も安い、安すぎる。フレームセットの値段じゃないよね。

安易にフレームを買ってしまった手前、別のパーツを揃えないといけなくなってしまった…。

さて、残りの資金は36251円です。無事にロードバイクが作れるのでしょうか。

次回、「コンポを探す」をお送りします。

追加

発注から一週間、6/25にフレームが到着しました。16000円以下だったので、関税は非課税でした。送料も無料だったのは有難い。

コラテック ドロミテ SL

ドイツのコラテック というメーカーは、比較的安価で質の高いロードバイク を提供していることで有名です。

そんなコラテックのロードバイク ドロミテSLを買ってみたのでレビューします。

コラテックのドロミテSLは、フレームは同じながら搭載コンポによって、4つのグレードがあります。

グレードはざっくりいうと、シマノのコンポグレードの違いです。ソラ、ティアグラ、105、アルテグラと4つグレードから選択する仕様です。

妻に買ったのは2016年モデルの5800 105仕様で、定価が168000円のところ、96800円になっていました。一緒に売ってた2017年モデルのティアグラ仕様より安くてびっくり。

フレームは、46センチです。上のは私のバイクで54センチのVENONと比べるとだいぶ小さいですね。

ドロミテSLは、アルミながら8.8キロと結構頑張ってます。ホイールは2キロ近いシマノのRS010らしいので、これを計量ホイールにするだけで8キロ前半になるわけだから、かなり計量な部類です。あと、タイヤは重そうです。かなり初心者を意識した構成っぽいです。

フロントフォークはカーボン製で、コラテックの特徴的な太いフォークです。

コンポはブレーキも含めてオールシマノの105でした。この点は10万円で買えたバイクとしては驚異的安さではないでしょうか。

フロントディレイラーはリング式です。

クランクギアは50-34T、スプロケは11-28Tです。

残念な点は、フレームインナーゲーブルでないことと、フロントディレイラーがチューブにリングで固定されている点くらいでしょうか。見た目の作りはたしかに上位モデルと比べると劣ってしまいます。

でも、性能は凄く乗りやすそうです。妻が上り坂であまり離されなくなりました。加速、登坂のいずれもいい反応をしてくれます。時速35キロで走っても付いてきます。

あとは、まだ100キロ超えを走ってないので、長距離疲れないかどうかですな。

早くお出かけしたいです。

はじめてのビンディングペダル

先週の土曜日のこと

そろそろビンディングペダルにしてみたいなと思って、近所のシルベストサイクルさんに。

初心者という事もあり、1万円台前半のシューズと、一番危なくないペダルをチョイスしたいとオーダーしてみた。

幅広く、甲高な私の足にマッチするシューズが中々なく、リクエストの金額ではなかなか見つからない。

足は26.5センチですが、サイズ通りだと日本人向けのシマノ製シューズでも幅と甲が合わない始末。

そんな中、店員さんが持って来てくれたのは27.5センチくらいに相当するSidiのカオス。オレンジ色で、派手派手はあるが、オレンジは嫌いではない。そして50%オフの特価品という事で、これを15000円でお買い上げ。

次にビンディングですが、危なくない=外しやすいと思うので、シマノのSPD SL対応のライトアクションをチョイスした。

シューズも白だし、ペダルも白でいいかと。ネットで色々書かれているように玉当たりが悪いのか、回転は渋いけど、すぐに慣れて家に着く頃にはビンディングを一撃で装着できるようになりました。

まあまあ遊びのあるペダルですが、その分たしかに外しやすい。

取付けの時もカチッという感覚がほとんどなく、入ったのか微妙に分かりづらいくらいに…。

でも、あくまでも外しに行かないと外れない感覚もあるので、ビンディングとしてもちゃんと働いてくれます。

シューズ、ペダル、取付け工賃込みこみで2万円でしたから、良い買い物ができたのではないでしょうか。

次週、坂道で効果を確認したいと思います。

リアディレイラーの調整

リアディレイラーの調整は仕組みを覚えればそんなに難しくない。

備忘録 触るポイントは4つのネジ

まず、フロントのディレイラーを大きいギアに、リアを一番小さいギアに変えます。

自転車を後ろから見て、一番小さいギアとディレイラーのプーリーのギアが縦にまっすぐになるか確認します。

次にフロントを小さいギアに変えて、リアを一番大きなギアに変えます。

自転車を後ろから見て、一番大きなギアとディレイラーのプーリーのギアが縦にまっすぐになるかを確認します。

それぞれがまっすぐでなければ、どこかがずれているので調整が必要になります。

一番簡単なのは、ワイヤーが緩んでいる事で一番大きなギアまできっちりとシフトチェンジができないパターン。ワイヤーは伸びるので新車などでは、納車後に確認が必要になります。

ワイヤーの伸びだけであれば、フロント小さい、リア一番大きい歯車の時にマルで囲んだ1の部分を回してワイヤーを張ってあげれば、リアディレイラーが左右に動くのでチェーンとディレイラーのプーリーが一直線になるように調整するだけでOKです。

しかし、私のように通販で買ったバイクでは、ディレイラーの稼働域がちゃんと設定されていない可能性がありますので、初期のディレイラー位置を合わせてあげる必要があります。

私の場合、実際にズレてましたから。トップのギアと、ローのギアにそれぞれ入れる事が出来ませんでした。完成車とは言え、多分仮組みなんですね。

初めから調整するには、まずまるで囲んだ1の部分を回して、ワイヤーが最も緩む状態にします。

シフトチェンジをして、フロントのディレイラーを外の大きい歯車に、リアのディレイラーを一番小さい歯車に合わせます。

この時が一番ワイヤーが緩んでいる状態です。一番小さい歯車とリアディレイラーのプーリーは一直線になるはずです。

ここで一直線になってなければ、マルで囲んだ2のネジを回して一直線になるように調整します。

次にシフトチェンジして、フロントディレイラーを小さい歯車に、リアディレイラーを一番大きな歯車に移動させます。

何も調整してなければこの時、確実にズレてます。

下の写真のように指でリアディレイラーを奥側に押しこむと、一番大きなギアとリアディレイラーのプーリーが一直線になるはずですが、これが一直線にならないということは、可動範囲がすでにズレてます。

マルで囲んだ3のネジを回して、リアディレイラーのプーリーが直線になるように調整します。ここで可動域が奥まで行きすぎると、チェーン外れにつながるし、押し込みが弱いとローギアにチェーンがかからず、ほかの歯車も微妙にズレて行くので、リアがカラカラ鳴ることになるので、ちゃんと指で押してディレイラーの可動範囲を正しい位置に調整しとかないといかんのです。

また、指で押し込んだ時、プーリーとスプロケットの高さが合ってないと、ギア同士がぶつかって変速がうまくいかないので、その場合はマルで囲んだ4のネジを回してプーリーの高さを微調整します。

最後にリアディレイラーを指で押したまま、ワイヤーを固定しているボルトを少し緩めて、リアディレイラーを指で押さえつつ、ワイヤーを引っ張りながら、再度ボルトを締めてワイヤーを固定してやると、ワイヤーが一番引っ張られた状態でのディレイラー位置が固定されます。

もし、ワイヤー固定に失敗して少し緩いくらいなら、マルで囲んだ1の部分を回してワイヤーを張ってあげましょう。この調整シロを残すためにワイヤーを外すメンテでは必ず一番ワイヤーを緩める位置にネジを戻す必要があるのです。

リアのディレイラー調整は、一度覚えると、日常メンテが楽になるのでおススメです。

ワイヤーは走るたびにちょっとずつ伸びるので走行毎に確認される事をお勧めします。