2022年6月18日 ようやく梅雨入りした関西ですが、この日はなんとか曇りで持ち堪えてくれている。
朝5時に自宅を出発して、6時半に明石の大倉海岸西駐車場に到着。バラしている自転車を組立て、ジェノバラインの乗り場に予定通り7時に到着する。
今回は同僚4人と5人で周る予定。私とS原さんは40代半ば、あとの3人は30代前半と我々40代は体力的な心配は否めない。
しかしS原さんも、私もしまなみ街道、小豆島をクリアした誇りがある。決して足は引っ張らないぞ。と決意を新たにする。
岩屋から見た洲本方面は雲が黒くてヤバそうだが、天気予報を信じて8:00に岩屋をスタートする。今日の予定は全長9時間、平均時速20km/hで走行7.5時間を予定します。
途中、ランドマークとして利用していた平和大観音がキレイさっぱり無くなっててびっくり。結局、所有者が放棄して国費で8億円かけて解体したそうですね。
平和大観音までは岩屋から13キロほどの一本道です。一周150kmのアワイチにおいて、1/10のここまでの距離がコンディションを見極めるのにちょうどいいですし、洲本へ行くにも半分くらいなので、ここはチェレンジの要所でしたね。
無くなってちょっぴり残念。
平和大観音を過ぎたあたりで雨に降られながら登坂ゾーンに入ります。この辺りは全然大した坂ではありませんが雨は嫌です。せっかくバイクを洗車したばかりなのに…。
この後は洲本市まではそんなにキツイ坂はありません。淡路市役所(22km)やONOCORO(24km)を通過して一気に洲本に向かいます。
この日は長距離が久しぶりのメンバーがいたので平坦25km/hをターゲットに5人でトレインを組みました。長距離走ではペースを守って先頭をローテーションして体力を温存するのがセオリーですからね。
バラけやすい坂道は各自ペースで登り、頂上または下った場所で待つとルールを決めていました。平地は引っ張っていけるけど坂は個人差がすごく出やすいので、グループライドでは大事なルールです。
さて、出発から1:30、洲本市(33km)に到着です。時速は22km/hですから、ほぼ予定通りのペースです。ここまでの走行はみんな大丈夫ということで、水仙郷ラインで福良を目指す山岳コースに決定。
洲本ではファミマで水分、糖分補給です。この先は山岳ゾーンで、お店は無く、自販機も少ないですから、ここで補給を怠ると脱水症やハンガーノックの危険があります。
アワイチのコースには標識やロードサインが書かれておりほぼ迷う事はありません。南淡路水仙郷ラインの山岳コース入り口まではおよそ11kmです。30分ほどかかります。
ですが、私はいつも水仙郷ラインの坂の入り口を間違えるのです。この季節は特に木が茂ってて余計に分かりにくいです。先頭を引いていると全員にツッコミを受けるので注意が必要です。
さて、坂の入り口から、目的地の福良までは34kmです。この区間にあるのはモンキーセンターと自販機くらいです。昼食は福良でと思っていますから2時間以内でこの山岳コースをクリアしなければなりません。
第一の坂) 実は、この坂のが一番キツイと思っています。標高140m、勾配は最大で12.5%です。とにかく長いので脚を削られます。毎度想像以上に長いと感じます。忘れているだけなのですが。登り切ったあと、少し下るとナイトスクープでお馴染みのパラダイスがあります。パラダイスの少し先にある立川ドライブインで後続を待ちます。
第二の坂) 第一の坂をクリアし、ホッとするのも束の間。ドライブインを出発すると、すぐに第二の坂が始まります。標高は100mあたりまで下ってからの170mですから、およそ70mを登る感じです。勾配は10%ほどで、短いですからなんとか頑張れます。
この坂で30代になりたての後輩にシュルシュル〜と抜かれて「若くて軽いは正義なのかー!」って叫んだとか、叫ばなかったとか…。
第二の坂を登り切ると、一気に下ります。九十九折りの長くて急な下りはスピード出ますが、ときどき車もくるので飛ばし過ぎには要注意です。
海岸に降りるとひたすら平坦です。高速ゾーンですが時々向かい風になる事もあります。普段なら40km/hオーバーで走れる面白い道なのですが、今日は引いてても着いて来れない人もいるかもしれませんし、もしかするとゴールできない人も出てきそうなので、23km/hキープで風避けに徹します。
福良の手前で第三の坂が現れます。標高は100mほどですが勾配は13%となかなかのモンスターです。昼ごはん前の腹減りでは流石に堪えます。坂を登り切ったところに自販機があり、500mlのリアルゴールドレモン売ってたから、一気に飲み干して、さらに麦茶もかっちゃったもんね!
この坂を下ると福良に向かう道の分岐があります。正規アワイチのを目指して海岸を行くのか、この後の脚を残すために平坦のルートを通るか、2択ですが、私に迷いはありません。もちろん海岸の峠を越えるんですよ!。
第四の坂) 標高は110mほど。しかし勾配は最大で17%!!。脚もげるわ!。
しかし、いよいよこの峠を越えたら福良です。しかも11時40分に到着。前半は本当に予定通りのペース配分。
福良では道の駅から自転車で2分のところにある鼓亭にて淡路牛丼とうどんセットを頂く。うどんは中に変更したんだけど、思ったより小さく大にすべきだった。
さて、福良と言えば距離で78kmくらいの地点です。そう、ちょうど中間地点なのです。淡路島って距離感が掴みやすいのも愛される理由ですかね。昼食を終えて、予定通りに福良を13時ちょうどにスタートです。
残り72kmくらいだと思いますが、4時間で走り切るためには平均18km/hでよい訳ですから余裕ですね。しかし、福良を出たら満腹の胃袋を襲う最強の坂が待ち構えています。
第五の坂) 獲得標高130m、最大勾配13%。福良から休暇村南淡路を左に見ながら淡路島南ICへ向かう峠道です。入り口は激坂ですが全体的に勾配は大した事ありません。とにかく長い。
暑くなってきた気温の中、頑張って坂を登り切ったご褒美として、島の南端の道の駅うずしおに行き、ソフトクリームを食べたかったのですが、17時に間に合わないとの判断で、残念ですが今回は見送りとなりました。次回はぜったい行きたい。
この坂を越えると後は丘レベルの坂がいくつかあるだけで、残り50kmほどは平坦区間となります。時刻は14:00、ほぼ予定通りです。
ここから先は美しい海岸線と時々住宅地、おしゃれカフェなどの観光スポットが続きます。今日は風もなく走りやすいです。
ローソン一宮町郡家店までは公衆トイレで小さい休憩を挟みながら進んで来ました。ここではゼリータイプのブドウ糖補給飲料を摂りました。時刻は15:30です。残りは25kmです。23km/hで走れば、もう一回休憩しても予定通り17時には着けそうです。
ここからは体力を温存ぎみだった私が引っ張りましょう!。5km毎に設置されているアワイチコースの標識の残り距離が段々と少なくなって来るのでモチベーションが上がりますよね。
残りいよいよ10km。時速23kmで26分です。頑張って引きます。
明石海峡大橋も少しずつ視界に入ってきます。だんだん気持ちも高まってきます。
そしてゴールの時。ここまでくるとあんまり書く事ないんですよね。交通量はそこそこあるので車に注意?
ゴールは16:57。帰りのジェノバラインは17:20なので、フェリー乗り場でトイレとお土産(タマネギ)をゲットして17:10に乗船して帰路に着きました。