スポーツサイクルに乗るなら、絶対に持っておきたいものを紹介します。
トルクレンチは、パーツ締め付けの際に適切なちから(トルク)で締め付けられるようあらかじめトルクの上限をセットしておけば、セットしたトルクまで力がかかると「カチッ」と音が鳴って知らせてくれる便利なアイテムです。
ビットを変えることで、様々なボルトやネジを締め付ける事ができます。
写真のトルクレンチは先日、楽天のガレージ・ゼロさんで購入しました。設定は2-24Nmのもの。3380円とお買い得な品でした。
ガレージゼロ 自転車用 トルクレンチ 2-24Nm(差込角1/4インチ、付属ビットH2・2.5・3・4・5・6・8mm、T25)
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近所のホームセンターでも買えると思いますが、大型のものは車やバイク用の強いトルクに対応したものになるので、自転車乗りの方は小型のものをしっかり調べてから購入しましょう。
具体的には、差込角と言ってソケットの差込みサイズが、かかるトルクによってある程度変わります。小さなトルクの場合は、1/4が使われる事が多く、かけられるトルクも30Nm以下になると思います。
カーボンフレームの場合は、かけられるトルクの最大値が6〜10Nm(10で約1kgf・m)なので、本当に小さなトルクです。
車用はトルクも大きく、3/8や1/2を使用する事が多いと思います。高価な工具なので、間違えて買わないように注意してください。
下の写真はロードバイクのハンドルステイですが、アルミ製のバンドルでも6Nmくらいのトルク設定です。
トルクレンチですが、使い方は簡単です。
ます、一番下の黒いネジを緩めます。これでトルク設定のダイヤルが動くようになります。
縦のラインは左右で2Nm刻みです。ラインはセンターに引かれたラインに合わせます。下のダイヤルは微調整用です。これを一周回すと2Nm分回ります。
右回りは上げ、左回りは下げです。
指定のトルクで設定できたらビットを付けて、ラチェットと同じ要領で締め付けます。ラチェットとは違うので緩める事には使えないと思っていいでしょう。
ただし、締め付けトルクがわからない時は、設定可能範囲でトルクをチェックすることはできます。